コンタクトレンズの種類

ハードレンズとソフトレンズの特徴の比較

  ハードレンズ ソフトレンズ
慣れやすさ 慣れるのに10日前後かかる。 異物感が少なく慣れやすい
スポーツ 人と接触したり、砂埃が舞うスポーツには不向き はずれにくくスポーツ向き
見え方 安定している 乾きなどによって変化することがある
乾燥感 乾燥感を感じにくい 長時間使用すると乾燥感を感じやすい
目への負担 小さくて涙の循環が良く、酸素もたくさん通す 大きくて目を覆う素材によって酸素を通す量がかなり違う

ハードレンズの特性

ほとんど水分を含まず、硬いプラスチック素材でできているコンタクトレンズです。
最近では、レンズ素材自体が酸素を通す性質を持つ“酸素透過性ハードコンタクトレンズ”が主流となっています。イメージとしては、網目状構造の隙間を酸素が通って角膜まで運んでいるようなしくみです。
また、レンズが角膜よりも小さいサイズで、まばたきによってレンズを上下に動かし、レンズ下の涙を入れかえるので、新しい涙に含まれている酸素も角膜に届けます。
長時間装用の方には安全性が高く、硬さがあり形状がしっかりしているので、乱視矯正にも優れています。

ソフトレンズの特徴

水を含む柔らかいプラスチック素材でできているコンタクトレンズです。
レンズ素材が含んでいる水分を利用して酸素を角膜に届けます。
初めて装用した場合でもつけ心地が良く、レンズが角膜より大きくズレにくいためスポーツの際にも適しています。
最近では、シリコーンハイドロゲルという酸素透過性の高い素材のレンズも多くあります。
なお、使い捨てのコンタクトレンズは、すべてソフトレンズになります。