木造建築は目にやさしい

木のぬくもりや香りを感じて生活できるなどリラックス効果が高く人気のある木造建築ですが、実は目にもやさしいという観点からも選ばれているようです。

映り込みがないのが木造建築

目を疲れさせる原因の一つに、蛍光灯や直射日光の反射による映りこみがあります。テレビやパソコンの画面、フローリングなど人工的なものは、表面がピカピカに加工されコーティングが施されていますので、光が鋭く反射してきます。一方、木材は、反射の少ない素材です。木材は人工的なものと違って、自然にできたミクロ単位の細かな凹凸があります。これにより、光が散乱して反射が弱められるため目にやさしく、また、柔らかな光沢と質感を生み出すことができます。木造住宅は目が疲れにくく、目にやさしいといわれるゆえんです。もちろん、ピカピカに表面加工されている木材は、人工物と同じように光が反射してきますので、住宅の建築にあたって素材を選ぶときには注意が必要です。

ちなみに、木材の他にも人気が高まっているのが、漆喰や珪藻土などの自然素材です。壁材として湿度調整や温度調整、消臭作用などの面がメリットとして注目されていますが、これらの素材も光の反射が柔らかく、目に負担がかかりません。

紫外線対策にも効果的

木造住宅のもう一つのメリットは紫外線を吸収してくれる素材であることです。紫外線がシミの原因、時には皮膚がんの原因になることはよく知られています。しかし、紫外線は皮膚だけでなく、目にも悪影響を及ぼします。白内障の原因の1つであることが最近の研究でわかってきました。紫外線は必要以上に浴びたくないものですから、木造住宅を選択したり、窓には紫外線の波長を防ぐように加工されたガラスを使ったり、また、既存のガラスに紫外線防止のフィルムを貼って対策を取ることも可能です。

アレルギー対策も

木造住宅は、肌で感じる木の温もりや香りだけではなく、見た目にも木目の美しさが人の心を和ませてくれます。特に、床材として使う場合は特に目に入りやすく、使われる場所も広いです。木目優先で床材として使えば、カーペットや畳などダニやカビを発生させやすい素材を使わずに済むためアレルギー対策になるのが大きなメリットです。アレルギーは花粉症などの鼻炎が多いと思われがちですが、鼻の粘膜だけでなく目の粘膜にも悪影響を及ぼして、目が猛烈なかゆみに襲われることがあります。

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